これから資産運用を始めたい。でも何に投資したらいいのか分からない。そんな人は多いのではないでしょうか?あの人がこれがいいと言ってたや、テレビや雑誌でオススメしていたなどで判断する人も多いでしょう。でも本当にそれでいいのでしょうか。運用を始めてみたら思っていたよりも変動が激しいなど自分のリスク許容度に合っていないことがあります。まずはどういう商品がありどういう特徴を持っているのか理解して、その上で判断しましょう。
1、国債・社債(円建て)
国債とは政府が発行する債券のことです。発行体が日本国政府のため信用が高くリスクが少ないのが特徴です。政府が破綻せず満期まで保有した場合、元本と金利が保証されます。現在はゼロ金利や金融緩和の影響で金利はほぼ0%になっておりリターンは期待できません。個人だけが購入出来る個人向け国債もありますがこちらも最低金利の0.05%になっております。
社債とは国債と同じような商品性ですが発行体が一般企業であることが違います。そのため信用力が低くなるため金利は国債よりは高くなります。また企業の信用力により金利は異なり、一般的に信用力が高い企業ほど金利は低くなり、信用力が低い企業ほど金利は高くなります。
2、外貨建て債券
国債や社債で外貨建てのものです。米国ドル建てやユーロ建てその他の通貨でも投資できます。商品性は円建ての国債や社債と同じですが、それに為替変動によるリスクが加わります。少し前では豪ドルやNZドル建てが人気があり最近では新興国通貨建て(ブラジル、トルコ、メキシコ)などに投資した人も多いのではないでしょうか。しかしその際に高い金利に釣られて為替リスクを考えないまま投資し大きな損を出してしまった人もいます。通貨によってはハイリスクハイリターンになることもあり投資する際には注意が必要です。
3、日本株式
日本の株式市場に上場してある企業に投資するものです。株価は毎日変動し、元本の保証はなく銘柄などによっては大きな変動があります。配当や株主優待もあり値上がり益(キャピタルゲイン)だけではなく配当収入(インカムゲイン)なども見込めます。
4、外国株式
海外の株式市場に上場している企業に投資するものです。日本株式のリスクに加えて為替リスクが加わります。こちらも毎日株価は変動し元本の保証はありません。
5、投資信託・上場投資信託(ETF)
何に投資するかを自分で決め、銘柄選択などの運用をプロに任せるものです。種類が莫大にあり全てを把握するのは不可能だと思います。株式型や債券型など数多くの投資信託がありその中から選択し投資します。その中で株式市場に上場していて株式と同じように売買できるものがETFです。
本日は上記の5つだけの紹介でしたがその他にも多くの商品があり理解するまではなかなか大変です。今後少しづつ解説していきますので、その上でどのような運用が自分に合っているか考えて頂ければ幸いです。どの商品がどのような人に合っていてその中でも何がいいのかなど参考になるようにしていきたいと思います。
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